いよいよ新作「真夜中の晩餐会」が動き出します。正直に言えば、作り手である私自身がいま一番ワクワクしているかもしれません。体験時間は120分。気づいたら「もう二時間がすぎてしまった」と思ってしまうほど、濃密な時間が流れるような作品を目指しています。
物語の舞台は、あこがれの幻想的なヨーロッパの世界。そこにあるのは、甘美的なストーリーや、人々のドラマ、そして五感を刺激する贅沢な体験の数々です。この作品では、ただ観るだけではなく「食べる」ことさえ物語の一部になっています。豪華な料理も体験の大事な要素として、ぜひご期待いただきたいポイントです。
また、セットは現実を忘れさせる非日常感を徹底的に追求しました。そしてキャストたちは美しい衣装に身を包み、目の前で熱量の高い芝居を繰り広げます。この距離感で感じる緊張感や迫力は、他では決して味わえないと思います。
終わった後、きっと皆さんは物語や演出が織り成す「余韻」に浸ることになるはずです。その余韻は一度では味わい尽くせないほど深く、何度でもこの世界を体験してもらいたいです。常にゲストが求めるものを探究し続け、新しいエンターテインメントとの出会いを提供したい――その信念を胸に、一作一作、全力で創り続けてきました。
ぜひ、お楽しみに。